コインパーキングと医療事務を経営?なぜ異業種の仕事をしているのか? 株式会社イニシオ 吉村 信夫さん 1/2
YouTubeチャンネル「藤原孝志のベンチャーエンジョイ」の今回の動画では、株式会社イニシオの代表取締役社長である吉村信夫さんをゲストに迎え、彼の会社の主要事業とその背景について詳しく掘り下げています。
テキストをご希望の方は下記の要約をご覧ください。
- 株式会社イニシオの事業概要
吉村さんの会社、株式会社イニシオは主に2つのメイン事業を展開しています。- コインパーキングメンテナンス事業: ゲート式やフラップ板などのコインパーキング設備の保守・修理を行います。
- 夜間医療事務の請負事業: 病院の夜間事務業務を代行します。
その他、サブ事業として日本橋で駐車場のサブリースも手掛けています。
- 創業のきっかけと多様な事業展開の理由
吉村さんは元々、前職で様々な業界の人脈を築いており、その中でたまたまコインパーキング業界と医療業界にも強いコネクションができたそうです。そこで、親しい仲間たちと「どうせなら一緒に起業しよう」と集まったことをきっかけに会社を設立したため、創業当初からコインパーキングメンテナンスと夜間医療事務の二つの事業が同時にメインとしてスタートしたと語られています。 - 各事業の詳細
- コインパーキングメンテナンス
- ゲートの故障など、24時間体制での緊急対応が求められる事業です。
- 設備は10~15年程度でリニューアルが推奨されますが、老朽化が進むと故障頻度が高まります。オーナーへの部品交換やシステム入れ替えの提案も行いますが、予算の都合で実行されない場合は頻繁なトラブル対応が必要になります。
- 現在、東京や北関東を中心に約600ヶ所のコインパーキングを管理しており、高い技術力が求められる付加価値の高い仕事だと説明されています。
- 夜間医療事務の請負事業
- 病院が夜間の事務員を募集しても人が集まりにくい、また特殊なスキルが必要で人件費が高くなるという課題を解決するために事業化されました。
- イニシオが病院から事務業務を丸ごと請け負うことで、病院側は人材募集や育成の手間を省き、コストを抑えることができます。
- 具体的な業務には診療報酬計算が含まれ、さらに患者さんの車椅子乗り降りの手伝いなど、医療行為に関わらない範囲での患者介助も依頼されれば行います。
- 勤務は夕方から翌朝8時までで、病院内での宿泊となります。業務はイニシオが雇用した社員が対応し、人手が足りない場合はスーパーバイザーが同行して教育する体制をとっています。
- 駐車場のサブリース
- 現在は八王子にある屋内タワー式駐車場1棟のみを手掛けています。
- イニシオが建物を借り上げ、月極契約者を募集・管理し、家賃以外の部分を収益としています。吉村さん曰く、「おまけで頼まれてやっている」事業とのことです。
- コインパーキングメンテナンス
- 収益性
吉村さんによると、現在、一番収益が大きいのはコインパーキングメンテナンス事業だそうです。これは、高い技術力が要求されるためだと説明されています。
この動画では、多角的な事業を展開する吉村さんのユニークな経営戦略と、それぞれの事業における具体的な取り組みや課題解決の様子が語られています。なお、藤原さんと吉村さんは約1年の付き合いで、月に1〜2回情報交換をする関係だそうです。次回の動画では、吉村さんのプライベートな話が聞かれる予定です。